プラスチック油化リサイクル燃料の性状と用途

プラスチック油化リサイクル燃料の性状

プラスチックオイルメーカーから抽出したプラスチック油化燃料は、ガソリン、灯油、軽油、重油が混ざった混合油です。
割合は下記の通りです。

ガソリン留分:30%
灯油/軽油留分:65%
重油留分:5%

オフガスの性状

オフガスとは、プラスチックを加熱して分解ガスを水で間接冷却すると液体燃料となります。常温で燃料にできなかった軽い可燃性ガスのことを言います。
主な成分と割合は下記の通りです。

メタンガス:20%
エタンガス:30%
プロパンガス:50%

オスガスは、逆火防止安全装置を通りMSR社のドラゴンフライストーブの炎で燃焼させて二酸化炭素にしています。

プラスチック油化リサイクル燃料の用途

プラスチックリサイクル燃料は、MSR社のドラゴンフライストーブの燃料として再び使えます。
つまりプラスチックさえあれば、繰り返し燃料を作ることができます。
更に、プラスチック燃料をプラスチックオイルメーカーで、常温から180℃まで加熱するとガソリン留分が蒸留されます。いわゆるホワイトガソリンができます。主にキャンプや登山で使用される道具である携帯用ストーブやコンロ、ランタンの燃料として使えます。
このホワイトガソリンは、市販のガソリンと比べるとオクタン価が低いので、小型エンジンの芝刈り機や小型発電機の燃料としても利用可能です。

残った灯油・軽油・重油留分は、ディーゼルエンジンの燃料として使えます。
市販の軽油と混合して使うことをお勧めします。
石油ストーブや石油ファンヒーターには、使用できません。

プラスチックごみからリサイクル燃料を作り、楽しいアウトドアライフをお楽しみください!