製品の概要と特長

製品の概要

プラスチックオイルメーカーは、ペットボトルキャップをMSR社のキャンプ用ストーブで熱するとプラスチック燃料となり、プラスチックごみをリサイクルできます。

プラマーク「プラスチック識別マーク」

消費者が容器や梱包を分別排出しやすいように、商品に容器梱包の素材が表示されています。プラスチックをリサイクル燃料にする素材として、ペットボトルキャップ以外でも「PP」や「PE」の表示されている容器や梱包なら燃料にできます。

高密度ポリエチレン(HDPE)

高密度ポリエチレンは、衝撃に強く薬品性も優れた性質です。主な使い道として、スーパーやコンビニのレジ袋、バケツ、洗面器、灯油タンク、パイプ、網、コンテナなどがあります。これらもリサイクル燃料にできます。

低密度ポリエチレン(LDPE)

低密度ポリエチレンは、フィルムとしてよく使用されます。安価な点は菓子や衣類などの簡易包装やごみ袋として重宝され、また耐水性の高さを生かし水分を含んだ生鮮食品などの包装にもよく使用されます。俗に「プチプチ」と呼ばれる気泡緩衝材もLDPEから作れられます。包装材料以外にも、加工紙や農業用の黒いフィルム、熱で収縮する特徴を逆利用したシュリンクフィルム、衛生手袋などにも使用されます。主な使い道として、ポリ袋、ラップ、紙パックの両面、高圧電線などがあります。これらもリサイクル燃料にできます。

ポリプロピレン(PP)

ポリプロピレンは、薬品性に強く、ポリエチレンと同じような用途で使用されますが、ポリエチレンに比べて、耐熱性に優れています。耐熱温度は100~140℃です。主な使い道として、建築・建設資材や家庭用品として容器、おもちゃ、スポーツ用品、電気器具、カーペット、包装材料、繊維、文具、プラスチック部品、実験器具、スピーカーのコーン(振動板)、自動車部品、紙幣などがあります。これらもリサイクル燃料にできます。

製品の特長

  1. ペットボトルキャップをそのままの状態で500g入れられます。(破砕することで最大1kgまで処理できます。)
  2. 加熱窯に入れたプラスチックをMSR社のドラゴンフライストーブで加熱します。
  3. 加熱されたプラスチックは、溶けて分解ガスを発生し異径フェルール内の触媒を通過し分子量を小さくします。
  4. 低分子化させた分解ガスは、水で間接冷却され液体燃料(プラスチック燃料)となります。
  5. プラスチック燃料にされなかったオフガスは、逆火防止装置を通りドラゴンフライストーブのバーナーに戻し燃焼され二酸化炭素となります。
  6. 加熱窯に残ったプラスチックは、炭となって炭素化合物となります。