プラスチックごみ問題

「人が創り出したものを、人と自然に還す」
これまで人類が当たり前にして来た事ですが、今の時代に改めて必要なスタイルですね。

私が長年行って来たのは、プラスチックごみを再活用し、グリーンな液体燃料を生み出す事業。

今、重点的に行っておりますのは、
「海の漂着プラスチックごみをナフサに変換してクリーンな合成燃料を創り出す」
そのような研究開発です。

この技術はとても大きな特異点があります。
従来のプラスチックごみ等のエネルギー再生技術には無かった、「薪」を熱源とする熱分解燃料化(油化)システムなのです。
「木質バイオマス=薪」を用いる事により、炭素の排出を抑制し無駄なエネルギー浪費を起こさず、
小規模ながらSDGs課題の解決活動に強く繋がる事業内容となっています。

生成した合成燃料は、発電機や船舶燃料、自動車の燃料として使えます。

近く、この技術を用いて、脱炭素を実現するクリーンなガソリン自動車の走行試験をします。
しかし、クリーンエネルギーの分野は、技術課題を堅実に改善して終わりではありません。
国家の推進力が得られなければ、なかなか前へ進む事が難しい世界なのです。

例えば、税制の課題と現状
プラスチック液化燃料(油化)は炭化水素ですから、現行法では公道を走行すると課税対象になってしまいます。
揮発油税対象適応措置を、政府に打診させて頂いているところです。

次の世代に明るい未来をバトンタッチする為に――
「P2Oラボラトリー」は、これからも力強く前進をし続けます。

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